ハケンアニメ!

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まあ、配信全盛の時代に「土曜日5時」の「視聴率」「円盤売上」を「ロボットアニメ」と「魔法少女アニメ」が裏表で競うとか時代遅れどころか、そんな理想郷見たことないぞ…としかね…

お話自体はアニメ作りってもっと色んな沢山の人との関係があるじゃんとは思うけど、あくまで監督とプロデューサーにフォーカスして、それぞれを対比されせる構造なので、物足りなさもありつつうまく描いていると思う。「エヴァは心を開かないと動かないよ」なんてふざけたライバル(中村倫也)台詞が、主人公にとってターニングポイントの振りになるのは面白いなと。「ちゃんとお礼言いましたか?」

個人的には工藤阿須加の市役所の観光課の人が頑張ってらのがよかった。f:id:omricetabetarou:20220612005401j:imagef:id:omricetabetarou:20220612005358j:image

鹿の王 ユナと約束の旅

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個人的には好きだが、日テレの求める万人向けの売れ筋のアニメ映画ではない。ジブリの名前を使って売りたいのだろうが、ジブリ出身の人は観客の方を向いてるというよりも、駿の要求に応えられる人が主なのだと思う。そうなると、やること出来ることが高度過ぎるのも悪くはないが商業的に考えもの…

正直なところ「ここが山場です!見てください!」ってところが話的にも画的にもないので、すごく地味なのだが、本当に丁寧に作られているので観ていて嬉しくなってしまう。

個人的には最近面白いヤクザみたいな戯けた役ばかりだった堤真一が正統派の落ち着いた感じだったのがとても良かった。落ち着いた医師だけど「ジジイを追うぞ」みたいにポロリと出るホッサル役の竹内涼真も良かった。杏はびっくりするほど杏だった。

マークスマン

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この映画を観ようと思った人が100人いたら100人が想像した通りの映画だったと思う。面白いとかつまらないとか、そういうのとは別で良い。

でも、キャッチコピーと麻薬カルテルって割には撃たないし、仕留めない。あと、またラジエーター故障するの?

なんか放ったらかしにされた話もあるけど、それも含めてある意味満足。

ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』

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北斗の拳のミュージカル」という言葉の胡乱さだけを当てに物見遊山気分で行ってきたが、とても良かった。

勢いのあるライブ感というか、ジェットコースターかと思うほどの怒涛の勢いが堪らん!

原作・アニメとは違い時系列で進む話、原作イメージだと寡黙だが情に厚いケンシロウも歌って踊るどころか、普通によく喋るのでなんか違う気もするが、なんだか人間かくありたいと思うようなキャラクターにはなっているので、芯のところではブレてないと思う。あと、演じる大貫勇輔さんのバレエベースの動きが優雅で力強い。指先や脚の残心が美しい…

そもそも原作が30年以上前の作品だから時代錯誤感があるかと思ったけど、それほどでもないかなと思いつつ、そもそも核の炎に包まれたんだからそんなもんか。とはいえ北斗の拳で涙するとは思わなんだ。

初めてミュージカル観たけどミュージカル映画とは別物だった。と同時にこのライブ感は夢中になる人がいるのも納得だった。

 

 

 

由宇子の天秤

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もうあれだ、終わってから旧劇観た後みたいに元気がなくなってしまった…

薄ぼんやりと調子を崩した。

嫌な映画ではなかったし、むしろいい映画だったと思う。だけど、正義も正解もそもそもなかったし、信頼も責任もなくなるのが世の常みたいに思えてしまう。結局最後に残ったのってなんなんだろうな。

やっぱり、90分のドエンタメが好きだけどこういうドッシリしたのもいいけど、やっぱりツラい…

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花束みたいな恋をした

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結構長いこと映画館の予告を見せられていたが、
「恋愛映画か、おれはいいや」を思っていたし、
菅田将暉有村架純とは言え、キャストにもそれほど触手が動かな っかた。
他の封切りもパッとしないし、ウォッチメンの課題になったから観 に行ったが
とても面白かった。

話としてはそれほどひねりもサプライズもなく、
割とオーソドックスな恋愛映画だった。
しかし、その分「花束みたいな」というのが言い得て妙で
最初の高揚感はあってもいつかは枯れてしまうものというのがぴっ たりだった。
あくまで一つの恋愛の始まりから終わりを描いたもので、
ハッピーエンドではないが、バッドエンドもなく観ていて悪いもの ではなかった。

劇中に本や作家、映画など様々な名称が出てくるが、
そこはあくまで記号的で時代感を出すためでもないが
それぞれの趣味への興味が、そのまま二人の関係や状況になってい て
わかりやすいというか共感しやすかった。
たぶんこのワンクッションなかったら「ふーん」ってなっていた。
でも、付き合うきっかけが押井守なのは、笑ってしまうが
なんというかその温度感はわかる。
麦(菅田将暉)の「もうパズドラしかやる気にならない」という慟 哭の深刻さは
直前のシーンで様子も相まって、なかなか抉られるものがあった。

劇中に出てくるカルチャーの名称は、やはり記号なので
それほどディテールを詰められていないし、詰める必要もないし
なんなら他のものに置き換えても成立してしまうんだけど、
上野のミイラ展が15年っていうのはすごく引っかかってしまった 。
あとは、物理書籍派なのに部屋が片付いているところとか
金がないのにスーパードライ常飲してたり、
些細なところだから気にしてもしょうがないけど、ちょっと引っか かった。

そもそも、期待も何もなかったとはいえ
人に勧めていいと思うくらいに良かったので
たまには自分で選ばないものも観てみるものだ。


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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(4D

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もう何回目だよと思ったけど、公開当時に1回、シンゴジラの時に チャンピオンまつりのオールナイトで1回だから、 たぶん劇場では3回目。テレビとかABEMAでも観た気がするけ ど…

劇場公開版、ソフト、テレビ版とかバージョンが色々あるけど、1 .11からたぶん手は入ってないだろう。

わざわざ4Dにしなくてもと思ったが、せっかくなので観に行った が、4D演出がしっかりしていて楽しかった。戦闘も殴り合いより も火薬多めなのでケツもボコボコくるし、エントリープラグの動き に合わせて動いてコクピット感が出てたり、 フラッシュの使い方も白と赤を使い分けたりしていた。N2地雷も 派手にドカーンと動かすかと思っていたが、離れたところで爆風を 受ける細かな動きが表現されていてよかった。水は、 LCLでブシャー!となるかと思ったが、それはなかったが、コア が破壊された時とかの血飛沫みたいのはブシャッときた。

これは破とQも期待できるので4DXを観に行こうと思う。

しかし、序が2007年、破が09年、Qが12年。間にシンゴジ ラとかあったけど長かったな…