若おかみは小学生!
人類は、若おかみは小学生!を観てください。
公開から三回も観てしまった…
予告みてたときは、「正直パスかな。女児向けだし」と思っていたら、ちょっとばかしツイッターでいい評価が流れてきたから、行ってみたら号泣。女児向け映画の皮を被ってた今年ベスト級がやってきた。こんなにいい映画をありがとう高坂監督。
鏡面になっている部分への写り込みや眼鏡の歪みとか作画演出が細かく書き込まれていたり、ファッションショーの衣装が、貼り込みじゃなかて手描きだったり、とにかく作画クオリティが高い。作画だけでなく、話の構成自体も流石の吉田玲子というか、90分の内に一年でのおっこの出会いと別れ、成長と寛容を過不足はあるにせよしっかり描かれている。
キャストもテレビ版のメインはもちろん、ゲストの芸能人声優もちょっと違和感はあるけどよかったというか、水領さんのホラン千秋は本当にうまかったと思う。あと、水樹奈々は小学生役いけるというよりも真月の高飛車な役がハマったんだろな。あと、山ちゃんがは格が違う。ジブリ仕込みのうまそうな飯作画に加えて飯を食う演技が本当にうまそう。監督は難しい役だからオーディションじゃなくてオファーしたとインタビューで言っていたけど、やはり話の早い人は違うんだな。
パンフも子供向けだったらちょっと失敗かなと思って様子みてたけど、なかなか読み応えがあってよかった。監督、スタッフ、キャストはもちろん、花の湯温泉地図や春の屋見取り図、露天風呂プリンレシピに春の屋のモデルになった旅館の女将さんのインタビュー、なぜかなによりも先に掲載されている妙に良くできたノンスタ井上のレビュー。8割想定通り2割想定外ってのはなかなか的確言い方。
しかし、ここ最近というか、ジブリが制作解散してから劇場公開のアニメはクオリティがうなぎ登りでありがたい。
あとサントラなり配信でジンカンバンジージャンプだせ。音楽も鈴木慶一なんだしさ。ソフトの特典とかケチなことしないよな?
原画展もいろいろカットされたエピソードが垣間見れてよかった。原画展というかイメージボードだったけど。
あと、俺たちが騒いだせいでバルト9がでかいスクリーンで1日6回とかトチ狂ったスケジュール組んだので、ちゃんと行ってきたよ…金曜の舞台挨拶行きたかった…