大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ/マルセルデュシャンと日本美術

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京都 大法恩寺 快慶・定慶のみほとけ(トーハク)
とにかく近いうえに展示されている仏像の周りを一周できるようになっているので仏像の背面まで見れる。
展示数はメインの釈迦如来坐像、十大弟子像、六観音菩薩像に関連したものがある程度なので30~40点くらいで多くはないが、上記の仏像の周りをぐるぐる回れるおかげで全部見て回るのにけっこう時間がかかった。
写真や遠目からではわかりずらいけど、十大弟子像なんかは作られた当時はけっこう綺麗に色がついていたのがわかったり、十月末頃からの後期になると六観音菩薩像の光背が外されるとのことなので、時間があればまた見に行きたい。光背自体も観音像ごとに特徴があって、これも近くで見られるから見比べができる面白さだと思う。馬頭観音の光背には金剛杵がかたどられていた。
 
 
マルセル・デュシャンと日本美術(トーハク)
疲れた。とにかくキュビスムを見るのに脳がつかれた。
デュシャン自体は名前は聞いたことがあるような気がする程度だったけど
カルチャートークでちょっと名前が出たイベントだったし、法恩寺とセットの券が2000円だったので行ってみたが、解説を読んでも理解しがたいので失敗したなぁと思ったが、最後にタイトルにもある「日本美術」の展示があってここでデュシャンキュビズムや既製品を作品とする批判的な態度などが腑に落ちる感じがして、これは言ってよかったな。しかも、日本美術の展示にあるのが写楽の浮世絵とか黒茶碗とか結構有名どころなのも見どころたったと思う。図録にないものもあったので会期中入れ替えもありそう。