監督はフランス人らしいけど、舞台はタイの刑務所。イギリス人?の自伝小説の映画化。
言葉もわからない、劣悪な環境でサヴァイブ!みたいなポジティブさはなく、ただ流されるままどうにか出て来れただけ。地獄の一つはここにあったみたいな感じ。
主人公の視点に寄ったカメラ。ほぼ字幕で訳されないタイ語。特別なドラマチックさはないんだけど、それまでの積み重ねが帰結するような一撃。15時17分パリ行きみたいなドキュメンタリー感のあるフィクション。(あちらの方がその点では徹底しているけど)
酷い映画だったけど、映画館で観てよかった。