ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』

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北斗の拳のミュージカル」という言葉の胡乱さだけを当てに物見遊山気分で行ってきたが、とても良かった。

勢いのあるライブ感というか、ジェットコースターかと思うほどの怒涛の勢いが堪らん!

原作・アニメとは違い時系列で進む話、原作イメージだと寡黙だが情に厚いケンシロウも歌って踊るどころか、普通によく喋るのでなんか違う気もするが、なんだか人間かくありたいと思うようなキャラクターにはなっているので、芯のところではブレてないと思う。あと、演じる大貫勇輔さんのバレエベースの動きが優雅で力強い。指先や脚の残心が美しい…

そもそも原作が30年以上前の作品だから時代錯誤感があるかと思ったけど、それほどでもないかなと思いつつ、そもそも核の炎に包まれたんだからそんなもんか。とはいえ北斗の拳で涙するとは思わなんだ。

初めてミュージカル観たけどミュージカル映画とは別物だった。と同時にこのライブ感は夢中になる人がいるのも納得だった。