劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ(4DX

テレビ版は、そもそも3人の各々の話があるから三角関係感が薄いし、それぞれやるから正直長くてダレてたけど、劇場版はワルキューレを中心にして他は思い切って省いたおかげで、ワルキューレというアイドルの映画になってとても面白かった。(説明不足な部分があるのは仕方ないけど

ハヤテとミラージュが本筋に絡む重要な話までバッサリなので、ほぼワンペアみたいになってたりといいなかと思うところはあるが、この映画の主役はワルキューレなので大した問題ではない。彼女たちの歌やダンス、苦境に立たされても挫けず立ち向かうところにグッとくる。

とはいえ、ワルキューレが話の中心になったおかげで、カナメさんとメッサーの話がテレビ版よりも感動的になったように思う。でも、メッサーがくる前にワルキューレのピンチを知るなり、作戦前に異動になったのを他のキャラの話だけで済ませないで、ワンシーン入れて欲しかったとは思う。駆けつけるメッサーの登場が唐突すぎる。

チェンジのモーションキャプチャーのダンスはいいんだけど、あの手のダンスシーンはプリキュアのEDとどうしても比べてしまうので、なんとも。プリキュアはどんだけコストかけてんだか…

4D演出は空戦シーンのかなり迫力が出て良かったし、バルカンのエアもよかった。ただ、機械的な限界があるのかもしれないが、曲に合わせてのシート震度がたまに半拍子くらいズレるのは気持ち悪い。

テレビアニメの総集編だと思うとやはり物足りないものになるが、アイドル映画としてみるとかなり満足できるいい映画だと思う。そもそも楽曲、ダンスに力入れてるんだから当然だろうが…

テレビ版みてた人には勧めたい。

 

ポイント鑑賞+追加料金 ¥1000