ランボー ラストブラット
まずは予告編を観てもらいたい。
96時間でみたような話にしかみえないし、96時間を知らなくて も、おおよその内容は想像できるだろう。
そう、誘拐された娘を助けに行くのだ。(厳密には娘ではないが
黙ってメキシコにいる父親に会いに行ったきり、帰らない娘を探し にメキシコに乗り込むランボー。グリーンベレー仕込みのトラッキ ングと強引さで娘を攫ったチンピラを一人半殺しにして、 難なく居所を突き止めるが、人身売買チンピラのアジトに何の準備 もなく乗り込んで袋叩きに合ってしまうのが、すごくお粗末。 なんだこれ?しかもそれが原因で売春宿で薬漬けにされて助け出し ても、それが原因で死んでしまう。
完全に余計なことをしている。あそこでランボーの身元が割れなければ、娘は生きていた思う。
この後、復讐のためにチンピラのボスの弟を惨殺し、兄を自分の牧 場に誘いこむ。
徹底的に準備された自分のフィールドで敵を迎え撃つ様は、R18 のホームアローンのようで画としては、とても面白いのだが、最後 のトドメの刺し方は完全にやりすぎだろう。
ランボーをちゃんと観たことがないので、この5で初めてランボー が国のためでもイデオロギーのためでも他人のためでもなく自分の 怒りから戦うっていうのにピンと来ないのだが、 4が傑作だという人が多い中で、今回で全てが終わったみたいな感 じにロッキングチェアでユラユラされても、この事態を招いたのは 不可抗力でもなく完全にランボーの落ち度なので、 そもそも今回が蛇足のように感じてしまった。
メキシコの人身売買問題を題材にしたいといっていたらしいが、結 局ただ自分の不甲斐なさからきた怒りに任せて殲滅しただけなので 、肝心のやりたいこともぼやけてしまっていた。たしかに、あそこ でランボーが颯爽と捕まった人たちを助けるヒーローものになるのも違うとは思うけど…
池袋 キッチンチェック オムライス
池袋西口のロサ会館にある洋食屋。
ロサ会館ができたときからあるらしいので創業50年以上になるら しい。
そう広くない店内はカウンター席のみで、仕事の様子がよく見える 。
注文をしてチキンライスを炒めている様子を眺めていると、お店の 看板にもなっているコックさんのイラストがプリントされた紙ナプ キンが敷かれスプーンとフォークが運ばれてくる。作り置きの卵液 をフライパンに薄焼き卵ができるくらいの量をたらして、 あっという間にチキンライスつつむ。隣のコンロでは次の注文のハ ンバーグと思われる鉄板が温められている。
出てきたオムライスは、薄焼き卵にたっぷりのケチャップにソース がひとらたしされていて、ポテサラとサラダが添えられている。チ キンライスの具はハムに玉ねぎとピーマンのみじん切り、マッシュ ルーム。チキンライスを口に運ぶと野菜の食感とケチャップの酸味 で割とさっぱりとした味がする。そして、ハムの脂と旨味で味のボ リューム感を補っている。それに何故か妙にアツアツだ。口の中を 火傷しそうなほど熱いわけではないのだが、アツアツのものを食べ る満足感がある。
チキンライスがこの味だと隣の人が頼んでいたエビ入りのナポリタ ンもおいしそうだった。
新宿 アカシア オムライス
新宿アルタの裏手の路地にあるロールキャベツの有名店。昼時なんかは行列が出来ているが、回転が速いのでそれほど待たされない。アンティーク調の内装がおしゃれだが、席が多くやや狭い。
オムライスは、チキンライスにふわっとしたタマゴとケチャップ。チキンライスには、大きめに切られた玉ねぎに角切りのベーコン。ベーコンだと鶏肉よりも脂の旨味が出ていてややこってりした印象のある味だが、満足感があっておいしい。
オムライスを食べに来たのだが、アカシアに来たらやはりロールキ ャベツも食べたいので少し高くついてしまうが、1貫つけてしまう。コクがあって塩気も強くて白いご飯によく合う。正直なところ、ロ ールキャベツ2貫の定食でかなり満足できるしコスパもいい。試し たことはないが、ハヤキャベなどハヤシライスと同じ皿にのせられ たものも美味しそうだ。
このロールキャベツのホワイトシチューめいたソースだが、バターもミルクも使わず小麦粉とラードのルーを鶏がらスープでのばした ものを味付けしているらしい。たしかにクリーム感とは違うこってりとした味がする。
個人的には、極辛カレーライスもおすすめだ。食べると頭の先から汗がにじみ出てくるような辛さだが、インドカレーや欧風とも少し違う複雑な味がしてうまい。手羽元を使っているのもポイントが高い。
恵比寿 チャモロ 厚切り牛タンオムライス
恵比寿で昔からやっている有名店。
嵐の番組で紹介されたとかなんとかで、土曜日になると女性客が列を作っているのを横目に駒沢通りからアメリカ橋に向かう坂をのぼってデリーにカレーを食べに行っていた。
平日のランチでも激混みってことはないが、タイミグが悪いと5卓しかない店内は満席になっている。
やったことはないが電話でテイクアウトの予約もできるので、その 方が安牌だろう。
肝心のオムライスだが、バターライスにとろとろのタマゴ、そして分厚いタンシチューがのっている。これにみそ汁、サラダにアイスコーヒーかウーロン茶がついて1500円。ランチで食べるには、リッチな値段だが月一で給料日なんかには来たくなる味だ。
個人的な好みとしては、オムライスはチキンライスにケチャップな のだが、ここのはバターライスの香りと固まりきらないタマゴにデミソースがよく合っている。もちろん分厚い牛タンはスプーンをいれただけで切れてしまうほど 柔らかく、一緒に口に運ぶとたまらない。
尾頭付きの大きい海老フライの大海老フライオムライスというメニューもあり、こちらも負けず劣らずのリッチさがあるが、海老フライにデミソースではなくソースなりをかけないとちょっと味が物足りない気がするので、まずは厚切り牛タンオムライスがおすすめ。
あとは、ずっと「超うまい!ブロッコリー揚げ」というメニュが気になっている。
ヲタクに恋は難しい
高畑充希の顔を見たくて行ってみたが、面白いことをして笑いを取りに行く福田雄一味の映画だった。出来がよくて面白いってのではないんだよな。分かってはいたけど
高畑充希の大きいリアクションに対して他の出演者は普通の人なので塩っぽかったり、大袈裟すぎたりして変顔になっててなんだかなぁ…唯一、賀来賢人がリアクションでかいなぁとは思ったけどキャラ設定が間違っているような気がするだよな。あれ、声オタじゃなくてドルオタだよな。現場主義の
高畑充希は顔に対して、パーツがデカいからよく動く。
音楽周りは鷺巣詩郎なのは知ってたけど、及川眠子と藤林聖子までとは…でも、あんまりミュージカルっぽくないというか心情と歌は合ってるのに流れが悪い。その場じゃなくて場面変わっちゃうのは違うと思うんだよな。でも、やっぱり音楽の出来はいい。
諸々思うところはあるけど、斎藤工があと一押しで高畑充希にケツバットくらわすところで、全部持ってたからどうでもよくなった。あの役、サンシャイン池崎でもいいような気がしてきた。
とはいえ、オタク観がひと昔前の偏見で構築されてるのがなぁ…アニメをちまちまみたけど、ラブコメやってて、あんまりオタクあるあるやってないし、自意識と相互理解での落とし所を着けるって話だから、あんまり原作とミュージカル映画を理解してないんだろうな…
劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』
2019年最後にバカ映画がやってきた。
販促は見せ場でやればいいので、前半にアレもコレもと小ネタを散りばめてディテールを詰めるのがシンカリオンの悪いクセ。メインターゲットは置いてけぼりで親御さんは胃もたれ起こす。
ゴジラ、雪ミク、スキースキー、知らない天井、エヴァ、お嬢の浴室(違うetc…
とはいえ、軸がブレないのもシンカリオン。「好きなものは、いつまでも好きでいい」で話に1本筋を通すのは流石。
とはいえ、杉田が釘宮理恵になるのはマニアック過ぎない?
オーガと紅のオーバークロス合体は玩具では出来たのに映画でってのはTVでのやり残しなんだろうな…セイリュウとビャッコの兄弟合体って、あんなの見せられたら絶対ブチ上がるし、すげー販促になったろに…